チャレンジできることは、 最後までチャレンジし尽くしたい

入社前のキャリア

京都での挫折、飲食店での成功

大学を出た後は、京都の料亭で１年間働いていました。幼少のころＴＶに偶然映っていたその料亭は、料理はもちろんのこと、料理人もカッコよく、ここで働きたいと思いました。
いきなり電話でアポイントをとり、裸一貫で京都に向かいました。その料亭は、料理専門学校を卒業した人でも一人採用するかどうかの環境であったにもかかわらず、素人の私を人柄が面白いという理由で採用していただきました。しかし、そこは夢見た環境ではありませんでした。包丁は持たせてもらえず、近所にあるお寺の掃除や植木の手入れなど様々な仕事を行いました。
１年後、帰京し飲食店に勤めることになりました。
そこはどちらかというと大衆的というよりも、限られたお客さまをおもてなしをするお店でした。様々なお客様の話の聞き役になることが多かったです。
京都での経験は挫折であり、今度こそ成功しなければと思いました。わずか数ヶ月で店長を任せていただき、月の売上目標を大幅に達成し、グループ店舗を圧倒する売上成績を残すことができました。これをやり切ったことでまた新たな挑戦や、新しい環境を求め、転職を考えました。

TAPPに選んだ理由

人事の方の潔さに面白い環境だと思った

立ち上げフェーズということもあり、いろんなことに裁量を持ってチャレンジできるからです。
実は最初はマーケティング志望でした。
飲食店で出会ったお客様がマーケティングの仕事をされていて、一つの商品をさらに売れるようにする仕事って面白いなと思いました。
もちろんマーケティングについて詳しくもないですし、勉強したわけでもありません。
そこで未経験ながらマーケティングを募集している企業に応募しました。
TAPPを含めて複数社内定をいただいたのですが、いずれも私が志望している職種ではないポジションを提示されました。
TAPP以外の会社は、濁す形で別のポジションを提示してきたことに比べ、TAPPは濁すことなく別のポジションを提示していただきました。あまりの潔さにこの会社は面白いなと思いました。
面接中に熱烈にオファーをしてくださり、「どのポジションでもマーケティング思考はできる」と仰ってくださいました。
会社が立ち上げフェーズであったこともあり、どんなことにでもチャレンジできる環境だと思いTAPPに入社を決めました。

賃貸の仕事内容

聞く力が鍵を握る仕事

賃貸事業部は、TAPPで管理している物件に対する入居希望のお客様の入居前から退去までサポートしています。
私はその中でも、入居後から退去までのサポートを任せていただいています。
入居者のご要望をお聞きしたり、入居時の鍵交換、解約の受付や案内、手続き、工事やクリーニングの手配が主な業務です。
入居者様のご要望は様々です。例えば、エアコンの故障や、自然災害による被害、水トラブルや、退去日の調整など多岐にわたります。
これまで賃貸とは無縁だったので、難しいと感じるところは多々ありました。
例えば、お客様のご要望すべてに寄り添いたいと思うのですが、すべてを聞き入れられる訳ではないということです。賃貸借契約書の記載が原則優先なので、契約書に則り対応できることは全力で対応させていただきますが、対応できることとそうでないことがあります。歯がゆいところではありますが、賃貸管理業務は街の賃貸仲介業者とは違い、接客業ではありません。すべての入居者様が平等に快適に過ごせるように、力になれるところは全力でサポートさせていただき、賃貸借契約の文字通り貸借すなわち貸す側と借りる側の立場など、譲れないところは守らなければなりません。
その上で大切にしていることは、入居者様とのコミュニケーションの取り方です。
「できないことをできない」と突き返すことは簡単です。
どのような方でもご要望やトラブルの内容をまず聞くことにしています。
始めは聞き手に徹することです。この聞く力は、飲食店で培ったことが活きてきています。
入居者様が快適に生活できるように、コミュニケーションの取り方も大切にしなければいけません。入居者様のトラブルが解決されたときは安心感でいっぱいになります。

今後の目標

人材育成など、
チャレンジできることをし尽くす

後輩の育成など、まだやったことがないことにトコトンチャレンジしていきたいです。
TAPPに入社してから、一緒に仕事をした先輩方が卒業されていくことがあります。
それは、会社や社長自身が挑戦したいことはTAPPに囚われることなくチャレンジしたほうが良いという考えだからです。事実、TAPPを出てから起業した方はいます。
私はそのチャレンジ精神が心地よくて、何年もTAPPにいます。
まずは、TAPPの中でチャレンジできるあらゆることにチャレンジし尽くしたいです。
その一つとして、後輩の育成があります。会社が大きくなることに比例して、賃貸事業部も大きくなります。当然後輩も増えてきて、これまでやったことのないマネジメントにチャレンジさせていただきます。
ただマネジメントとはいっても、私の考えをたたき込むことはしません。
私の強みである、聞く力や淡々と仕事をこなす力を踏襲しながらも、その人だけのオリジナリティを出せる人材を育てていきたいです。